tsukisama’s blog (支店)

毎日更新が目標のほぼほぼ日記です。

Neo smartpenで手書きの良さについて考え思ったこと。

本記事は移転しました。

約5秒後にリダイレクトします。

これでライフスタイルが変わったか? と言われれば、特に変わらなかった。

買ってはみたものの、比較的すぐ使うのをやめたから。それは、

Neo Smartpen M1

内心では「失敗した」買い物だったかなと思っているものです。

Neo Smartpen M1。結構いいお値段でしたが。。(iphone 14 pro)

結構高かったんですよね。4年ぐらい前に専用ノートとセットで買ったんだけど、思ったほど使わなかったです。

Ring NoteとPen (iphone 14 pro)

Neo Smartpenとは何者なのか?

かなりマイナーな商品だと思いますので簡単にどんなものか書いておきます。

Ncodeと呼ばれるパターンが印字されている専用ノートに専用ペンで記入すると、どういうデータになって保存されるのかよく知らないですが、ほぼ書いたままの情報が電子化されます。

その機能から、一部ではデジアナ文具とか言われていたようです。

Ncodeと呼ばれるパターンが専用用紙に印字されている (iphone 14 pro)
ペンとスマホが接続状態であれば、手書きしたもの(写真左)はリアルタイムで電子化される(写真右)。(iphone 14 pro)

ペンとスマホがbluetoothで接続されているので、両方接続状態であればデータはほぼリアルタイムで、ペンのみでもデータはペン側にセーブされるので、接続して転送する、というような使い方ですね。

専用のノートとはいえ紙なので、書いたものは物理的に残りますので、アナログ人間のワタシとしてはそこに価値を見出して買ってしまった、というわけです。

用途が難しい

書いた文字や絵がそのままpdfになるのは、ある意味画期的ですが、何でもかんでも電子化する必要が、果たしてあるのかどうか。

例えば会社の打合わせや会議でメモをスマホで取ったりすると「何遊んでる?」という感じでしたが、今はそんなこともなくなっているので、紙のノートの出番は減ってしまってますけどね。

手書き文字や図形などの「線」をそのまま電子データとして残す意味ってあるのかなと、ちょっと考えてしまいました。

電子化のメリットの1つは、文書であれば検索性の向上だと思いますが、そのためには手書き文字をテキストデータに変換する必要があります。それが思ったようにはできませんでした。

書いた文字が下手だからなのだと思いますが、テキスト変換が効率良くできず、結局そのままpdfで残すことになり、それだったら別にこのペンを使う必要はないよね、となって使わなくなってしまいました。

付帯サービス継続の有無にヒヤヒヤ

ある日、こんなお知らせが登録ユーザーに届きました。

アプリを起動するとこんなメッセージが。

ペンとスマホがつながっている限りは特に支障はありませんが、一応バックアップというか中間サポートという形でクラウドサービスがありましたが、早々?に終わっています。

新サービスへ移行しているらしいのでちょっとお試しで使ってみましたが、ソフトウェアが不安定なのか、いろいろトラブっている感じです。

新アプリの状況。一応起動してこれまでのノートやペンは認識しましたが、既存データは認識できませんでした。

実際旧データがGoogledriveに残っているので、新サービスに移行してみようと思っていろいろ試してみましたが、旧データは引継ぎできない状態です。

旧データはpdfで残っているので実害はありませんが、この手のサービスって、やめたり、後継サービスに引き継ぐと言いながら、やってみてもうまく引き継げなかったりというのに結構よく当たってしまうんですが、提供する側ってちゃんと考えてやってるんですかね?。

将来的にどういった展開で続けてゆくのかとか、そもそも長期的にサービスを提供する気があって販売しているのか、なんか最近信用できなくなってきました。

筆記具としての質は最低レベル

ワタシが購入したのは、第2世代ぐらいだったと記憶していますが、それでも4年ぐらい前です。最近どうなっているのか気になりいろいろ調べると、まだマイナーながら改良?されて販売されているのにちょっと驚きました。

ペンの形状としてはあまり変わっていな感じなので、書き心地に関しては変わっていないのでしょう、たぶん。

Neo Smartpen M1のペン。質感は全くありません。(iphone 14 pro)

ペンとしての使い心地は、個人差はあるかと思いますけど、ワタシにとっては最低レベルでした。

電子デバイスなのである程度のコストがかかるので価格はしょうがないのでしょうけど、筆記具としての質感は100均のボールペンと同レベルです。

書き心地に至っては、芯と筐体との隙間が大きく、ペン先が紙に触れると「カタっ」と鳴り、何か書くと「カタカタカタカタかたかた、、、」と芯が揺れて、本当に最低です。

なので音が鳴らないように薄くテープを巻いて何とかしのいでました。

ボールペンの芯にテープを貼ってガタつきを防止(写真右)。こんなことまでしないといけないなんて。。。(iphone 14 pro))

テープも厚めのものを使ったり、何重にも巻くと筆圧センサーがうまく働かなくなるみたいで、うまく電子化されなくなります。

未成熟のデバイスと言わざるを得ないです。

最近はLAMYとのコラボペンがあるようですが、どうなんでしょうね。LAMYは好きなので気にはなりますが、今のところ買う気は全くありません(LAMY2000より高いし)

立ち位置の難しい電子デバイス

本当に立ち位置の難しいデバイスだと思います。

手書きの良さって、書く時の感触とか、物理的に残る紙の媒体だと思っています。

書いた文字の上手い下手も含めて、ある程度年月が経過して見てみると、書いている情報のことだけでなく、それを書いた時の状況などの付随した思い出のようなものが同時に回想されることが多く、電子ファイルを検索して探して、というものとはちょっと違うと思っています。

かといって、紙の媒体って保管する空間が有限ですから、電子ファイルのように全てを持ち運べないですしね。両方持っているのがいいのでしょうけど。

興味のある方は使ってみてはいかがでしょうか。筆記具としての使い心地に関しては個人差があるので気に入れば割といい線行くかもしれません。

価格はかなり高い目ですけど、価値観は個人差がありますので、価値を見いだせればべらぼうに高い価格ではない、と感じるかもしれません。

ワタシの場合は、筆記具としての完成度の低さとサービス(アプリの改良含め)の継続性が不透明なところもあって、これ以上の投資は無いかな、と思っていますけど。