tsukisama’s blog (支店)

毎日更新が目標のほぼほぼ日記です。

ヤマハ(現トクラス)洗面台の故障した排水栓を修理せずに交換したら幸せになった件

本記事は移転しました。

約5秒後にリダイレクトします。

先日の記事の、浴室の排水栓の修理に続いて、

tsukisama.hatenablog.com

今回は、洗面台の排水栓の修理です。

結論から言いますと、今回の洗面台の排水栓修理は(一時)断念して、たまたまamazonで見つけた後付けタイプの排水栓を取り付けることでしばらく様子を見ることにしました。

風呂の場合と同様に、交換部品の番号がわからず部品が特定できないこと、代替部品が見つからないこと及び部品交換修理がかなり大掛かりになるためです。

大掛かりな修理(ほぼ工事に近いかも)の割には、水栓の開閉がレバーでできるようになる、というたったそれだけなので、掛かる費用や労力に見合わないと思ったからです。

故障したところ

故障は、排水栓の開閉ができなくなった、というものです。

洗面台の排水栓は、使わない人もおられるのではないかと予想します(ワタシがそうです)。

洗面台のボール?に水をためるときに使うのですが、そもそも水をためることをワタシはほとんどしないので、開け閉めできなくなっていること自体気づいたのは遅かったです。

レバーを引くと閉まって、押すと開くのですが、それをワイヤーで行っており、それが切れたか外れたかしたせいで開閉できなくなったのでしょう。

正直なところ、「またワイヤーか」と思いました。(確信犯なのではないかと思いたくなりますね。)

ネットで検索すると、ワイヤー切れ、ワイヤーとレバーの取り付け部分の摩耗によりワイヤーが外れる、などの故障が結構多く見つけられます。

大半は後者の故障のようです。

ウチの洗面台を確認してみると、ワイヤーとレバーの取り付け部が外れており、固定部分の摩耗か経年劣化によって外れてしまったように見えます。

写真でみた感じだと、再度固定している部品をつければ元に戻りそうでしたが、壁との隙間が4cmぐらいしかなく、手が入らないのです。

(写真左)排水栓ワイヤー、(写真右)ワイヤーとレバーの取付部(洗面台の裏側)

部品をはめるためだけに、洗面ボールをずらす必要があります。

洗面ボールの容器は、壁とシール材で接着されているため、いったんはがす必要があります。

作業が終わったら、再度コーキング剤でシールしなおすことになり、結構な手間がかかりますので、ちょっと様子見のためだけにボールをずらすのはちょっと大変です(結局してません)。

まあ、写真でワイヤーの固定部分の調子が悪いことは確認できました。

交換部品の調査

風呂の時のもそうでしたが、メーカ毎に微妙にパーツの形状が違っていますね。

排水栓などの水回りは規格化されていると思っていたのですが、全くといっていいほどバラバラです。

「専用品」を使っている、ということで利益を得ているのでしょうけど、使う側からすれば迷惑甚だしいです。

大したことしている部分でもなく、単に水をためて、必要時に排水するために弁を開ける、という単純な機能だけなんですけどね。

見た目をスマートにするためなのでしょうけど、なんでわざわざワイヤーを使う必要があるのか疑問です。

純正品

風呂の部品問い合わせの時についでに聞いてみましたが、返事は同じで、サービス対応の修理になるため部品番号は特にないらしいです。

旧ヤマハ製品は本当にどういう管理をしているんでしょうねえ。施工業者にお任せなのでしょうか。

商品IDから関連づけて、いろいろ検索して見ましたが、全く見つかりませんでした。

風呂の排水栓よりもバラエティーが多く、その割にはウチの洗面台に合いそうなものが全く見つけられませんでした。

そもそも、ウチの洗面台と配管形状が似ているタイプ(ワイヤーが伸びている配管がナナメ)は、旧ヤマハ製品では見つけられず、タカラスタンダードとかLIXIL(旧トステム)にありました。

タカラスタンダードもヤマハと同じく部品のみ取り寄せはできなさそうで、部品の検索もネットではほとんどできませんでした。

LIXIL(旧トステム)は当該箇所の部品が楽天で販売されているのを見つけましたが、フランジの形状や弁の開閉ボタンの長さ、ワイヤーの端の形状など、微妙に形状が異なるように見えたので購入は保留しました。

こんな感じで、風呂の時よりも部品探しは難航し、現時点(2023/7/27時点)でも確定的なものは見つけられていません。

代替品

複数メーカが排水栓周りの部品を作ってるのが確認できましたが、いろいろ調べると、SANEIが比較的バリエーションが多く、どれか当てはまるのでは、とおもって調べてみました。

結論としては、故障した部分を完全に置き換えられるかどうかはわかりませんが、SANEI H7722-38のワイヤー部分だけ使えそう、というところまでは確認しました。

確認、というか単なる見た目だけの判断ですけど。

使うのはワイヤー部分たげなのですが、ワイヤーだけは購入できない様なので、また関連部分を一式購入することになりますが、amazonで7045円(2023/7/27時点)。

まあしょうがないといえばそうなんですが、どうも納得できない感じで、これも結局購入は保留しました。

たまたま見つけた既製品

排水栓がレバーで開閉できない状態で1年近くすぎているのですが、ポップアップ弁部分は良くゴミが溜まるので清掃する頻度が高く、結構くたびれてきてました。

弁部分のみは純正部品として販売しているので、ウチのものに合うものを探してましたが、結構なお値段であることがわかりました(約2400円~)。

かなり大胆にも思える価格設定でちょっと呆れました。まあ、純正部品ってこんなものですよね。

これだけでも3000円弱。呆れます。

しかもほぼ同形状のものが、ほかのメーカーの部品としても販売されているので、やはりこの排水栓の機構は洗面台メーカーではなく、水回りの専門メーカーが作っているものだと予想されます。

 

などと、いろいろ妄想含めamazonを見ていると、洗面台ポップアップ排水栓、なるものが結構数多く販売されているのに気づきました。

ワイヤーなどは使用しておらず、弁そのものを押すことによって開閉させるもので、既存の穴の部分にポンっと置くだけで施工が完了します。

値段は幅がありますが、大体1000円近傍でした。

セール品で800円ぐらいのものがあったので、失敗してココロが痛む値段かどうか微妙なところですが、ちょっと試しで買ってみました。

見た目

金属製でそこそこしっかりしています。

シリコンパッキンがたくさんついているので、多少の寸法幅は吸収できるでしょう。

発注後翌日には届きました。値段(購入時約800円)の割にはしっかりした作りです。
全長は5.5cmぐらい。3つのパーツで構成されています。
取付け

既存の弁を取って代わりに置くだけです。

穴の大きさはメーカーによって違いはあるでしょうけど、ウチの洗面台の穴径は最大開口部45mm、配管部は38mmでしたが、ほぼピッタリ収まりました。

ぼったくり弁(左)を外して、代わりに置くだけで取付完了(右)
使用した感じ

真ん中の弁部分を押し込めば「閉」、再度押し込んで飛び出した状態が「開」で、簡単です。

漏れることなく、ちゃんと水がたまっている感じです。

真ん中の飛び出た部分を押し込めば閉まり、水がためられます。

押し込んで弁を開状態にすると排水されます。

後付け品なので、周辺に多少水が残るのは仕方ないでしょうね。

弁ごと引き抜けば完全に排水されるので、必要がある時はそうすればよいでしょう。

再度押し込めば弁が開状態になり排水されます。若干水が残ります(右写真)が特に問題はありません。

まとめ

結局ワイヤー部分の部品交換修理は一時断念し、たまたま見つけたポップアップ弁に交換して様子を見ることにしました。

たまたま見つけましたが、よくできていると思います。

これが故障したとしても簡単に取り換えできますし、価格も安いので今のところいうことありません。

強いていえば、ゴミ捕獲能力がちょっと弱いのと、完全に排水されずに弁周辺にちょっと水が残ることですかね。ワタシは気にしませんが。

あとは家族の反応次第かなと思っています。

本来の動作が可能なように治したいのは山々なんですけど、冒頭でも書きましたが、労力に見合った修理に思えないんですよね。故障個所も直った本来の機構もあまりにショボくて。

風呂といい洗面台といい、ワイヤーを使用したショボい機構のトラブルにしてやられた、という記録でした。